(MC原稿公開)ハウルの動く城 人生のメリーゴーランド
- 金子咲良
- 3月23日
- 読了時間: 3分
(この公演はお客様との距離が短い会場でしたので、親しみ深いMCをコンセプトとし、明確な原稿を作らず、下調べのみメモしておりましたので、メモを掲載いたします。)
・「人生のメリーゴーランド」は、優雅でありながらどこか哀愁を感じさせる旋律が特徴です。この曲は、映画のファンタジックで美しい世界観を象徴しており、魔法と現実が交錯する不思議な雰囲気を強調しています。
・みなさまは「ハウルの動く城」というアニメにどんな印象をお持ちでいらっしゃいますか?
(当日はここでお客様より「子供向けのアニメ」「恋愛もの」といった印象をお話しいただきました。)
・実はこの映画中では「恋愛ファンタジー」と並行して、とても大人にとっても興味深いお話が進行しています。
・ハウルの動く城は、魔法の力を持たない国王が魔法使いに国防を一任する国と、魔法を使える隣国との争いを描いています。
・ハウルは前者の国の王立魔法学校校長の愛弟子ですが、戦争を嫌い、逃げ出した魔法使いです。
・この映画は、ハウルに恋をする主人公ソフィーの視点を中心に描かれる為、戦況が細かく明らかに描かれることはありません。
・しかし、よく映画を見ていると、挿入される細かいカットで 徐々に戦況が不利になり、街の中にも不安が広がっていく様子が確かに描かれています。
・しっかりと内容を把握しようとして見ていますと、ハウルの師匠である魔法使いが、不利な停戦協定にサインしつつも(あくまでも余裕を持っている風の振る舞いを崩さずに)エンディングでは停戦協定を破っていることが見て取れます。
(平和になりハウルとソフィーがハッピーエンドを迎えたという解釈をする記者に、鈴木敏夫プロデューサーがお怒りになった件からも、停戦協定が破られたという解釈が公式であるようです。)
(・ハウルは地上で起こる、人間の醜い行いの連鎖、繰り返しから距離を置き、自分たちの愛する者たちとだけ己の城で生きていく事を選んだ。)
・こういったところからも、「人生の「メリーゴーランド」」という言葉から感じられる印象が深まっていくかもしれませんね。
・もちろん、人生の浮き沈みや変化、循環を象徴しているように感じられるかもしれませんね。物語の中で何度も試練と成長が繰り返されますが、最後には全員が新しい自分を見つけます。
・映画の中でソフィーが呪いを受け、年齢や姿が変わっても自分らしさを見つけていくプロセスや、ハウルが自分の恐れに向き合って成長する様子が、この曲の旋律とリンクして感じられるかもしれません。
・曲が持つ回転するようなメロディは、人生の連続性や新たな始まりを象徴していると解釈することもできますね。
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